パートナー弁護士の藤間です。
現代の中小企業経営では、経営者の高齢化と後継者不足が深刻な問題となっています。
事業承継対策の欠如は、相続問題を含む多様な経営上のリスクに直面する可能性があります。
このような課題に対処するため、世田谷用賀法律事務所は、事業承継・相続の専門家弁護士として、事業承継のサポートを行っています。
　
相続や企業法務に精通した当事務所は、中小企業にとってこの問題を単なる経営課題に留まらせず、企業の将来性に直結する重要な事項として扱います。
なによりも、「世田谷、東京の中小企業のノウハウ、心を次世代に遺せないのはもったいない！」という気持ちで日々執務しています。
　
さて、今回は、事業承継におけるメリットとリスクについて、簡単ながらご説明させていただきます。

まず、事業継承することが中小企業にとって、どんな利点があるのでしょうか。
　
①取引先との信頼関係維持
適切な事業承継計画を立てることで、取引先との長期的な関係性を確立し、ビジネスの安定性を保証します。
これは、市場における企業の信頼性を向上させ、新たなビジネスチャンスを生み出す基盤となります。
皆様がこれまで培ってきた経営基盤、信頼などは次世代においても大きな財産となり、地域社会や産業全体の発展に寄与するものと考えています。
　
②事業の発展促進
新しいリーダーシップの下で、事業を再編し、革新的なアイデアを取り入れることで、市場での競争力を高め、成長を加速させます。
この高度情報化社会において、また働き方も変革していく中で、時代に合わせてさらに事業を発展していくために必要だと考えています。
　
③従業員の雇用安定
承継計画を通じて、従業員に対する雇用の安定性を保証し、職場の士気を高めることができます。
これにより、従業員の生産性向上や長期的な忠誠心を確保することができます。
　
④家族関係の円満
明確な承継計画により、家族間の責任と権限が明確になり、ビジネスにおける家族内対立を最小限に抑えることができます。
　
⑤経営のスムーズな承継
事前に計画された承継プロセスにより、後継者への円滑な移行を実現し、経営の継続性を確保します。

一方で、事業継承することでのデメリットも知っておく必要があります。
　
①取引先からの信頼喪失
不明瞭な承継計画は取引先からの信頼を損ない、長期的なビジネス関係の維持に影響を及ぼします。これにより、取引量の減少やビジネスチャンスの損失につながります。
　
②事業の不安定化
後継者の選定ミスや承継計画の欠如は、事業の不安定化を招き、売上の減少や市場での地位の低下を引き起こす可能性があります。
　
③従業員の不安増大
承継計画の不在や不透明性は、従業員の不安や動揺を引き起こし、職場の士気低下や生産性の減少につながります。
　
④家族間のトラブル
不十分な承継計画は、家族間の不和や対立を引き起こし、経営の安定性を脅かします。
　
⑤株式の分散と経営権の第三者への移行
明確な承継計画がない場合、株式が分散し、経営権が外部の第三者に移行するリスクが高まります。
これにより、創業家の意向とは異なる経営方針が取られる可能性があります。

世田谷用賀法律事務所は、用賀で10年以上の実績を持ち、これまでに500件以上の相談を受けてきました。
事業承継においては、人材、物資、資金、知的財産などの企業資源を効果的に移譲することが重要です。
相続税対策としてのみではなく、現経営者から後継者へのスムーズな事業引継ぎを目指します。
企業が築き上げた財産を適切に引き継ぐことは、承継後の経営安定に不可欠です。
　
お客様の身近に寄り添い、一人ひとりのニーズに応じたサポートを提供する世田谷用賀法律事務所では、事業承継に関する幅広いご相談を承ります。
事業承継に関するご質問やお悩みがございましたら、お気軽にご連絡ください。
専門的な知識と豊富な経験を活かし、お客様の事業承継を円滑かつ効果的にサポートいたします。
　
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