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【離婚への道】第14回 これって離婚できますか? ~「婚姻を継続し難い重大な事由」~

【離婚への道】第14回 これって離婚できますか? ~「婚姻を継続し難い重大な事由」~

2018.12.31

「性格の不一致は離婚事由なんですよね?!」「モラハラは離婚事由ですよね??」こんな質問は日々後を絶ちません。
でも、民法は「婚姻を継続し難い重大な事由」(民法770条1項5号)と規定しているだけです。
今回は、婚姻を継続しがたい重大な事由についてQ&A方式で解説したいと思います。

「婚姻を継続し難い重大な事由とは?」

①婚姻関係が完全に破綻して②回復の見込みがないというレベルの破綻が必要です。
典型例は長期間の別居をいいます。

性格の不一致やモラハラなども原因の一つとはなりますが、それだけでは決定打とならず、一定期間の別居と相まって婚姻破綻とみられることが多いです。個別の事案は裁判官の判断によるほかありませんが、婚姻中における両当事者の行為や態度、婚姻継続の意思の有無、子の有無、子の状態、双方の年齢や健康状態、性格職業、資産収入など、婚姻関係にあらわれた一切の事情を考慮して定められているとされています。

よくいう「性格の不一致は離婚原因」というのは、性格の不一致が離婚の理由に当然なりうるという意味であって、「性格の不一致があれば離婚裁判で勝てる」ということとは違うことです。

他にはどんな事情が、「婚姻を継続しがたい重大な事由」ということになるの?

他にも離婚事由となり得る具体例は、以下の通りです。

・日常的に度重なる暴力や虐待、侮辱行為がある場合(精神的、肉体的DV)
・過度な飲酒、賭博を重ね、勤労意欲に欠けている場合
・同性愛や性交不能であることを秘密にして結婚した場合
・相手の嫌がる特異な性交渉を強要する場合
・親族との不仲が原因で夫婦関係に亀裂が入っている場合
・家庭を顧みないなど、過度な宗教活動がある場合
・犯罪行為による服役があった場合
・浪費、金銭問題
・セックスレス

これらはいずれもこれのみで一発で離婚事由というのとは異なり、別居や複数の事情を総合して離婚事由が認定されます。
しかし、お互いの努力や妥協などによって改善されると判断されれば、離婚は認められませんので、何が何でも離婚したい場合には、破綻している夫婦関係と、改善不可能であるという立証が必要となります。
 

これって離婚できますか?

どれひとつ同じ夫婦も、同じ離婚もありません。
一人悩んで、インターネットをやみくもに検索する前に。まずは一度、お気軽にご相談ください。

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