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第5回●これって離婚できますか、の質問に対して。

法で解決できること=人生においてハッピーエンドか、必ずしもそう言い切れないのが世の常です。権利を獲得し、お金で解決することができたとしても、それが結果、良かったかどうか…は、渦中にいると見えにくいもの。ここでは弁護士水谷がご相談を受けている際、よくクライアント様から受ける相談の法律外のお話をお伝えします。多くの人生に寄り添って来た彼女だからこそ言える、芯の部分が垣間見えると思います。

■相談内容
夫とセックスレスです。これって離婚できますか?

■水谷の考え
ご相談に来られる方は依頼前提の相談の方と、単に法律的な見解が聞きたい方がいて、後者の場合「これって離婚できますか?」という質問で来られる方がいらっしゃいます。

不倫でもセックスレスでも、借金問題でもお酒がらみでも…相手が「YES」といえば離婚はできます

「離婚したいけれど、向こうが離婚したくないと言っていて、この離婚事由で裁判に勝てますか?」という質問ならわかりますが、そんなに自分の中で考えが整って質問に来られる方はそういません。その場合「それだけだと離婚事由にはならないので、別居から始めましょうか」というアドバイスにはなるのですが「これって離婚できますか?」の問いに対しての答えば「相手次第」なのです。

一方で、「不倫=離婚しないといけない」って思っている方もいて、「不倫があっても、離婚するかしないかはあなた次第なのです」と答えると、「え?そうなんですか?」と。「誰かが離婚しなさい」と決めるシステムではなく、離婚できる権利があるということ、ここを勘違いしていらっしゃる方が多いのです。

「そもそも、もう夫とは話せない状況です」という場合は仕方ないですが、相手の気持ちもわからず、自分の気持ちもはっきりしないまま、相談に来られる人も。

相談者:これって離婚できますか?
水谷:相手方はどう思っているのですか?
相談者:…わかりません
水谷:まずはそこからじゃないでしょうか?
相談者:…でも、拒絶したらどうしましょうか?
水谷:聞いてみないとわかりませんよね?まずはそこからですよ

私は「夫婦に弁護士を入れるのは最終手段」だと思っています。
「誰か弁護士をつけた方がいい状態」と思ったらこちらも入らせてもらいますが、それ以前の段階。夫婦の問題は夫婦で解決を、と思える時点では受任しません。どんな案件でもとにかく積極的に受任しよう、という大手事務所との違いはそこかもしれません。