田園都市線、用賀駅すぐにある弁護士・司法書士事務所。世田谷区や横浜で弁護士をお探しの方、相続、離婚、不動産でお悩みの方はぜひお気軽にご相談を。

司法書士・高野の【人に聞けない相続問題】
第38回「子どもに貸して家を建てさせる場合、贈与税は?」


今日の高野書士の相続コラムは「自分の土地を子どもに貸して家を建てさせる場合、贈与税はかかる?」という問いに対してQ&Aでお答えします。


Photo by Terrah Holly on Unsplash

Q.子どもが結婚したため、私が所有している土地に家を建てさせようと思っています。この場合、地代や権利金を授受しないと贈与税はかかるのでしょうか?

A.親子間の土地の貸し借りに関しては『土地の使用貸借』が適用され、贈与税がかかることはありません。

親から子への貸借であれば贈与にあたらない  
通常、他人に土地を貸した場合、借り手は土地を貸してくれた 地主に対して、地代や権利金を 支払うことになります。しかし今回のケースのように、親が所持している土地を、わが子に家を建てさせるために無償で貸す場合は、地代や権利金は発生しませ ん。こういった形で土地を借りることを『土地の使用貸借』といいます。この際、「借地権相当額の贈与を受けたことになるので、贈与税が発生するのでは?」と思われがちです。しかし、『土地の使用貸借』で子どもがその土地に家を建てた場合、その土地を使用する権利に対する価値はないものとみなされるので、贈与税が課税されることはありません。

将来的には、相続税の対象になる  
ただし、使用貸借中は無税でも、親が亡くなるなどして相続を する際には、貸宅地より高い評価額で相続税の対象になりま す。親が子どもに貸している土地に相続税が課税される際、その 評価は、他人に貸している土地ではなく、親が自身で使っている 土地として評価されることになります。つまり、『貸宅地』ではなく、『自用地』としての評価額になるのです。自用地は、貸宅地に比べると評価額が高くなるため、相続税も多く課税されてしまいます。親の土地に家を建てる場合は、将来のことまで見通して考えることが大切です。

詳しい対策などは、当事務所までご相談ください。